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第6回

ロゴ コベルコシステム株式会社 Webサイト

「現場重視」と「チャレンジ精神」で、日本の新たな製造業態を“創る”。

神戸製鋼グループのシステム会社として、1983年に設立したコベルコシステム株式会社(設立当時、社名は神鋼コンピュータシステム株式会社)。2002年には日本IBMも資本参加して事業強化を図り、システム系からネットワーク系、コンサル・提案から開発・保守・運用までと総合的にサービスを提供。特に、複合経営の神戸製鋼所では、鉄鋼・アルミ銅・機械・エンジニアリングと幅広い分野の生産管理システムの開発を手がけ、そこで培われた経験やノウハウは定評がある。
同社のベースにあるのは「現場重視」と「CS(顧客満足)重視」。またチャレンジ精神も強く、いち早く全パートナー企業に先駆けて「SCAW eTrans」を販売するなど、常に積極的な取り組みでSCAWの事業展開を拡げている。
今回は、コベルコシステムの活動やSCAWとの関わり、将来のビジョンなどについて、取締役 サービス事業部 ソリューションサービス本部本部長 山田義次氏と、サービス事業部 ソリューションサービス本部営業部部長 樫尾勇治氏にお話を伺った。
(聴き手:SCAW事業本部パッケージ事業部 植松康江)

競合相手から一転。「昨日の敵は今日の友」。

―早速ですが、SCAWパートナーとなって頂きました経緯をお聞かせください。

取締役 サービス事業部
ソリューションサービス本部本部長 山田義次氏 山田氏: 最初は競合相手でした。3年前、我々が保守・運営管理を行い非常に懇意にしていたお客様から、「保守切れになる生産管理システムを刷新したい」というご相談を受けました。求められていたのは“ユーザーフレンドリーで使いやすいシステム”。そこで我々は大手ERP会社と連携し、ソリューション提案をしました。コンペの結果は、コンサルティングを含めNTTデータ様とNTTデータ関西様でSCAWを導入する事になりました。しかし保守・運営は引き続き弊社に、というオーダーでした。

―お客様が引き続いて保守・運営をお願いしたということは、御社を非常に信頼されていたのですね。

山田氏: SCAWについては当然知識が不足しているため、保守・運営を行っていくにはSCAWを開示していただき、開発から加わっていかなければなりませんでした。そこで正式にSCAWパートナーとなった訳です。競合相手が一転してパートナーに。「昨日の敵は今日の友」ですね。(笑)

―生産管理を得意分野としているコベルコシステム様ですが、他にはどのようなSCAW導入事例がありますか。

山田氏: 最近では神戸製鋼のグループ会社が本体などと統廃合する際にSCAW財務管理システムを提案し、導入いたしました。また、先ほどご紹介しましたお客様は中国に工場がある、ということでその工場に適合させ、導入するために現在中国語バージョンを開発中です。現在、様々なお客様にSCAWを提案・販売し、また開発を共に取り組んでおります。年を経るごとに、SCAWの奥深さを理解し、自信を持って提案できるようになりました。

原点は、「現場重視」の製造業経験にあり。

―得意とする生産管理システムだけでなく、他システムの提案・販売、そして中国語版の開発などに積極的に取り組むチャレンジ精神は素晴らしいですね。

山田氏: 我々が得意としているのは生産管理システムですが、製造業向けのソリューションも多く、CADやPLM(プロダクト・ライフサイクル・マネジメント)も得意分野です。提案や販売はひとつに固執せず、お客様のニーズを汲み、様々なソリューションを総合的に行っていくことが大切だと考えています。

―PLMについては、先日のSCAW EXPOでも紹介していただきました。

サービス事業部 ソリューションサービス本部営業部 部長 樫尾勇治氏樫尾氏: 現在、弊社では「情物一致」をキーワードとして、PLMとERPの連携で、情報と物を一元管理することに力を入れています。二つが上手く連携できれば、多品種、短納期、低価格、安全性の実現など多くのことが可能になります。PLMのソリューションも大企業向けから中小企業向けまでできていますので、今後様々な面でコラボレーションしたいところですね。

―生産管理システムは、ERPの適応が難しいと言われていますが。

山田氏:確かにおっしゃるとおりです。プロセス系はERPへの対応が難しい部分がありますね。しかし適応したテンプレートを一つ作ればERPも適用可能になる糸口が見えてくると思うのです。そういった中でSCAWは、パッケージ自身が柔軟で非常に日本企業に合っていると思うので、その糸口となるのではないかと考えています。

―少し具体的に教えて頂けますか。

山田氏: 日本では現場での改善活動を頻繁に行うので、その都度システムを変更していかないと対応できない。ラインの人達が知恵を出しながら、プロセスを改善していく、そういうことがしばしばあります。ですから、システムに柔軟性がなければ、この変化の対応にはついていけません。SCAWには「現場の知恵を仕組みに反映する」柔軟性がある。「製造業のシステム」として一番大事なことなんじゃないかと思います。

樫尾氏: もうひとつのSCAWの特長として「お客様本位のシステム」であるということが挙げられます。生産管理は各社独自の考え方に基づきシステムを構築していき、それが差別化につながっていきます。私はSCAWには各社独自のメリットを引き出す力があると思います。生産管理システムは、一つ作ってもなかなか横展開できない。それにどの形態が正解というものがない。各社、色々な知恵を出して構築してきた管理形態を活かしていかないとその企業は発展しないですね。そこを伸ばしていけるシステム、バックアップが必要でないかと思います。「ものづくり」は、企業独自のものがありますから。

―お話をお聞きしていると、コベルコシステム様には「お客様ありき、現場ありきのソリューション」が身にしみついていることが伺われます。そのバックボーンは何でしょうか。

取締役 サービス事業部
ソリューションサービス本部本部長 山田義次氏山田氏: 親会社の神戸製鋼時代の経験が大きいかと思います。独立以前のシステム構築は神戸製鋼の自社社員によるものでした。鉄鋼業はプロセスが複雑なのですが、受注から出荷にいたるまで手組みで一貫した生産管理システムを構築していました。当時、世界最新のシステムでしたね。現場に密着し、システムを“創造”してきた経験が、身についているのだと思います。

―長い歴史の中で培った経験や知識の集積の結果、現場が必要なものが分かるわけですね。

山田氏: 最近でも現場の要望で実現したシステムがあります。今流行の“RFID”を鋼材倉庫に適用した事例ですね。従来の天井クレーンにレーザー計を設置して、鋼材の置場を自動的に認識するシステムに加えて、置場にICタグを埋め込み、フォークリフトに検知器を付け、置場を自動検知するシステムは評判良いですね。導入には色々課題があり、苦労しましたが、現場の方と良く知恵を出しあって上手くサービスインしました。
実際稼動している現場を見せて欲しいとの要望も多く、何社からは引き合い頂き、現在テンプレートを開発して横展開中です。

樫尾氏: 我々は、現場に強いところを活かしつつSCAWの良さをアピールし、日本の製造業に貢献していきたいですね。

いち早く「SCAW eTrans」を販売し、現場での使いやすさを証明。

―「SCAW eTrans」は、コベルコシステム様がSCAWパートナーでは最初に、お客様に導入してくださいました。

山田氏:  はい。以降、継続的に受注していますね。お客様には「使いやすい」「管理しやすい」「構築も簡単」「画面上でマッピングしたら簡単につながる」と、評判は高いです。とにかく、お客様には簡単で、我々にとっては、非常に短期間で導入できるところが良いですね。

―お客様サポートの状況はいかがですか?

サービス事業部 ソリューションサービス本部営業部 部長 樫尾勇治氏樫尾氏: もちろん全体的なサポートをしているのですが、当初配置していたサポートスタッフはほとんど動くことがありませんでした。現在、お客様自身でスムーズに運営していただいています。社内でも、連携ツールは「SCAW eTrans」一本でいこうかという話も出ているんですよ。

―ありがとうございます。「SCAW eTrans」に関しては、他社の方のお話で「日本人には『もったいない精神』がある。なんで捨てないといけないんだ。元の製品が使えるようにしないんだ。その点、今までのシステムを無駄にしない『SCAW eTrans』は、日本の企業文化に合っている。」とお褒めの言葉をいただきました。

山田氏: そうなんです。システムを変えるといっても、すべて刷新して再構築するというのは様々な点で負荷が大きい。改造するにしてもミニマイズにしたい。その点「SCAW eTrans」なら、既存のシステムを活用しながら新しいシステムに移行できるので、お客様の環境に合わせやすいソフトだと思いますね。

―では最後に、今後SCAWに期待することなどあればお聞かせください。

樫尾氏: SCAWスタッフは、一人ひとりバイタリティに溢れていて、お客様のニーズに的確に対応している。加えて、お付き合いしていて楽しい(笑)。SCAWで主催されているパートナー企業への営業研修には当社の営業スタッフも参加させていただきますので、その際は遠慮なくご指導をお願いいたします。単なる知識交換や知識共有ではなく、「SCAWスタッフとしての高い意識」を弊社の営業スタッフが学び、「コベルコシステムの力」に還元できれば、と思います。

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