―SCAW人事管理システムを導入した理由を教えてください。
二宮氏: 以前は、人事システムは市販のソフト、給与に関しては自社で作りこんだシステムを使っていました。双方とも老朽化がシステム更改のきっかけですが、特に給与システムは自社の制度に合わせていたので使いやすい反面、旧式の表示画面や機能に対する改善要望も多かったこともあり、システム全体を更改するために検討を始めました。
―システム選定・導入の際に重視した点を 教えてください。
二宮氏: 主に以下の3つを重視して、システムを選定しました。 1. 財務、人事、給与システムがトータルに連携したERPパッケージであること 2. グループ会社を同じシステムで統一すること 3. システム導入によって運用コストの削減を実現すること これらを軸にシステム導入を考えました。
―数社のベンダーから最終的にSCAWを選んだ理由は?
―この導入プロジェクトで注力されたのはどんな点ですか?
二宮氏: 当時、すでにグループ全体で1万人を超える従業員がいましたので、まずはこうした規模に耐えられるシステムづくりが必要でした。目指したのは「新財務システムとの連動と、グループ会社全体の業務フローの統一」ですね。結果として現在、完全な統一化とはいかないまでもほぼシステムは統一し、グループ全体でスムーズに運営できるようになりました。
―御社は多様な事業と、複数のグループ会社がありますが、 グループ統一の人事管理システム導入は、スムーズでしたか?
二宮氏: まず2004年1月に当社に導入した後、7月にグループ会社へ展開、という段階的な導入方法をとりました。そのおかげで、当社の給与実務担当者がSCAW人事管理システムを理解し、グループ会社に対して導入サポートをすることができました。総合的に見れば、比較的スムーズな導入だったといえるのではないでしょうか。
宇留間氏: ただ、旧システムからのデータの移行では苦労しましたね。社員は人事と給与の履歴が残っていたのでほぼ問題はなかったのですが、契約社員や臨時社員については、人事管理は別管理となっていたため、移行には難しい部分もありました。NTTデータシステムズのSEさんにはしばしばご足労いただき、きめ細やかで迅速なフォローをしていただいたのは、とても助かりました。
―グループ会社全体をSCAW人事管理システムに統一してよかった点は?
二宮氏: 今回のシステムではグループ会社単位で持っているデータベースからデータを引き出し、本社の人事部で全体を把握できるようになったため、人材の「見える化」を実現し、グループ全体の人事管理がしやすくなりました。また、当社は事業拡大中で、組織改変も非常に多いのですが、組織改変の都度、当社側で設定を変更するだけで人事管理システムを大きく変更する必要がありません。そのため、組織改変によるシステム対応への負荷は、格段に軽くなりました。
宇留間氏: SCAWの汎用検索や入出力支援機能などを活用すれば、グループ全体の人事データを統合させて分析資料を簡単につくれるようになりました。また、現場からも使いやすいと、おおむね好評です。これまで本社の担当者にかかっていた負荷は軽減され、仕事は楽になりましたね。その分、グループ会社の分のデータも管理することになって扱うデータの量も増えたので、実感としては楽になってはいませんが、SCAWを導入していなければ、今の業務はこなせていないと思います。
―SCAWを導入してから、以前より仕事のやり方は変わりましたか?
宇留間氏: そうですね。仕事の流れはかなり変わったと思います。以前のシステムでは、勤怠の情報などを読み込む際にエラーが起きることもあり、一対一で読み合わせを行っていましたが今ではWFシステムから人事管理システムへ勤怠データが自動で連携され楽になりました。また、SCAWでは汎用的にデータを取り出しモニター上でチェックができるようになったため、業務効率や精度も上がりましたね。
―人事システムと財務システムとの連動についてはいかがでしたか?
二宮氏: 以前は手書きの伝票を作成していたのですが、それがすべてシステム上でできるようになったので大分楽になりました。財務側で科目が変わった時には設定変更が必要ですが、それ以上に連動による効率性を実感しています。
―最後に、SCAWへのご意見・ご要望等お聞かせください。
二宮氏: 制度改正や法改正への対応については、NTTデータシステムズさんにはいつも迅速で親切にサポートしていただいています。それらに合わせてさまざまなバージョンアップなどシステムへの要望を出していますが、それにも快く対応してもらっています。
宇留間氏: 以前のシステムでは、開発会社に頼んでプログラムの変更などお願いしなくてはならなったのですが、SCAWの場合、現場側で条件の設定ができるようになるなど、使い勝手も向上していると思います。
二宮氏: 当社では新規事業が追加されるたびに、組織変更も行われています。今後とも、NTTデータシステムズさんには、こうした制度変更に対しても柔軟に対応してもらえるよう、今後も引き続きサポートをよろしくお願いします。