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事例レポート

私がSCAWを選んだ理由

INDEX お客様評価1位!

株式会社不二工機様の事例
ロゴエアコンや自動販売機などの冷却技術を支える自動制御機器の開発・製造を手掛けている株式会社不二工機。海外の関連会社10拠点を含めると従業員約3,000名規模の優良メーカーだ。自社製品の中で最もウエイトの大きいカーエアコン分野においては、国内の自動車メーカーをはじめ、アメリカ自動車産業ビッグ3(GM、フォード、クライスラー)やベンツ、BMW、VWなどの欧州自動車メーカーも同社の製品を採用しており、世界トップクラスのシェアを誇っている。
そんな同社では、長年使用してきた自社製の生産管理システムの再構築において、「SCAW生産管理システム」を導入。2006年4月から本社および2つの自社工場、3つの関連会社工場という複数拠点で稼動している。今回のシステム導入の経緯や効果、今後の構想などについて、同社生産計画部部長濱田靜岐氏、情報システム室室長中條方敏氏、情報システム室主幹五十嵐浩幸氏、人事部人事グループマネージャー後閑茂弘氏にお話を伺った。
株式会社不二工機
事業内容: 冷凍・空調およびカーエアコン用自動制御機器の製造および販売
住所:東京都世田谷区等々力7-17-24
資本金: 9,720万円  売上高: 38,032百万円(2007年3月期)  従業員数: 630名(単独)

「発注ロットの小口化」「運用時間の延長」を目的に、
リニューアル。

―まず今回、システムをリニューアルした背景を教えていただけますか?

生産計画部部長濱田靜岐氏濱田氏: 従来のシステムは、解決すべき大きな課題を2つ抱えていました。1つは、工場毎に資材所要量を管理しており、部品調達など現場の担当者が経験則で手入力していました。結果、どうしても発注ロットが大きくなってしまい、在庫を多くかかえすぎていました。2つ目は、オンライン処理できる時間が午後6時までに限定されていたので、データ入力に際して時間の制限が出ていました。こうした不都合や不足点を解消したいと思っていました。

五十嵐氏: 20年以上使ってきたシステムのハード部分が、リース契約切れの時期を迎えていました。このシステムは自社開発したもので、長い間作りこんで機能を拡大していったのですが、一方で1,000本以上のプログラムを保有しており、そのメンテナンスのため大きな負荷がかかっている状況でした。

―最終的にSCAWを採用した理由は何だったのでしょう?

情報システム室室長中條方敏氏中條氏: まず、7社のERPベンダーに話を持ちかけて、提案いただきました。国産でサポート面も安心感があり、カスタマイズが容易で、コストパフォーマンスの面でも評価が高かったSCAWに、プロジェクトメンバーの総意で決定しました。

濱田氏: 機能的なメリットとして、私はSCAWが持つアラーム機能を評価していました。部品を過剰手配したり、逆に不足気味になったりした時には、アラームが教えてくれます。アラームを受けると、管理側は何が起きているかを確認したくなるんですよね。すると、担当者とのコミュニケーションの機会も自然と増えていきますし、その結果、状況の把握を共有できるようになります。今では、企業として問題なくシステムを運用できているという安心感も生まれていると思います。

―生産管理の場合、企業独自の業務に合わせて、オリジナルの管理手法やこまごまとした要件をシステムに反映させなければなりません。また1日で要求が変わることも多い。そのためパッケージ導入に二の足を踏む企業が多いと、私どもも認識しています。そうした中で、貴社が導入に踏み切られた理由は何だったのでしょう?

濱田氏: “パッケージを単に導入して、終わり”ではないですよね?弊社の業務に合わせて標準パッケージからカスタマイズしていくことで、国内の関連会社の工場も含めて仕事のやり方をすべて統一し、24時間生産に対応していくという目的を叶えていきたい、そうした思想のもとで導入しました。
これは極論ですが、私どもでは“SCAWをERPパッケージとして捉えていない”んです。生産管理全般を網羅し、改善していくためのツール、それがSCAWだと思っています。
株式会社不二工機様イメージ

“マイナス在庫を許さない”高精度のシステムを構築。

―SCAW導入時には、どのようなことに注力されましたか?

濱田氏: 今回の新システムの開発ではNTTデータシステムズさんと話し合いの中から、“マイナス在庫を許さない”システムにしよう、という方針を掲げました。従来は、完成伝票を入力した後に、部品在庫の修正が可能なシステムだったので、そうしたやり方は改善しなくてはならないと。

人事部人事グループマネージャー後閑茂弘氏後閑氏: しかし、実際入力する立場の現場サイドでは大きく使い勝手が変わってきますから、不安の声はよく聞きましたね。そこで、私たちのワーキンググループが各工場に出向いて意見交換をしながら進めました。

―関連工場と合わせて導入したことに関しては、いかがでしたか?

濱田氏: 弊社独自の特殊な業務体系に合わせたうえで、さらに5つの工場を網羅した複雑なシステム構築でしたから、NTTデータシステムズさんもご苦労されたのではないでしょうか(笑)。従来のシステムでは、不二工機の直轄工場と関連会社の工場の部品・在庫管理はそれぞれ別のシステムで動いていましたが、それらの統合を含めて仕事のやり方を統一できたことは、大きな成果だと思っています。
株式会社不二工機様イメージ

システムを変えることで、現場の意識を変えていく。

―SCAW導入後、当初掲げられた目標に対する成果は上がってきていますか。

濱田氏: おかげさまで、現在トラブルなく稼動しています。しかしやっとフィットしてきたという段階なので、部品の在庫削減といった、目に見える効果はこれからでしょうね。ただ、弊社が当初思い描いていた「同じ考えで同じ操作を行う」という点は実現できていると思っています。

―現段階で何か、具体的な改善の実感があれば教えてください。

濱田氏: 部品の手配などは、本社サイドの計画をもとに自分たちのキャパシティに合わせて日程計画を作成すればよくなったので、大分楽になっているはずです。うまく運用している工場ではすでに残業も減っていると聞いています。

情報システム室主幹五十嵐浩幸氏五十嵐氏: ファックス配信機能が全自動になって便利になりました。旧システムでもファクス配信機能はあったのですが、夜間に情報システム室の誰かが当番で起動しなければなりませんでした。SCAWのおかげで情報システム室の残業を減らすことができました。

―最後になりますが、SCAWへの感想、そして貴社の今後の構想がありましたらお聞かせください。

後閑氏: 今回のプロジェクトを通じて思ったことは、新しいシステムを入れるということは、新しい文化や思想を導入するのと同じくらいの意識改革が必要だということでした。人間は変化に弱いもので、仕事の中身が変わったと頭ではわかっていても、実際の仕事の中で切り替えることは難しい。そうなると、前のシステムではあんなに自由度があったのに・・・と否定から入ることになります。しかし、新しいやり方に柔軟に対応できた工場では、実際に成果も上がっているんですよね。

濱田氏: 今後に関しては、本社と国内の5工場の拠点だけでなく、韓国、中国や東南アジアにある海外関連会社の工場も、SCAWで統一したいという構想を持っています。すでにSCAW生産管理システムは、中国語に対応したという話も聞いていますし、本社とつなげてグローバル管理をしていきたいですね。

中條氏: システムを導入して約1年が経過し、大分安定稼動していますが、今後もカスタマイズを続けて、さらに良いシステムにアップグレードしていきたいと思っています。今後10年以上はSCAWを使うつもりですので、これからもサポートをよろしくお願いします。

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