各店舗のデータの即時把握、経理・財務の1本化が課題
─導入システムの選定は、コンペで決定されたそうですね?
中川氏: ええ、3社のベンダーさんに参加していただきました。それぞれの会社と何度か打ち合わせをさせていただきましたが、NTTデータシステムズさんが一番、打ち合わせの時間が短かったのではないでしょうか?
熱田: あまり打ち合わせの回数が少ないので、NTTデータシステムズはやる気がないん
じゃないか、と思われていたらしいですよ。(笑)
菅原氏: 確かに、ヒヤリングでお会いする回数は少なかったと思いますね。当社の業務形態そのものが独自色が強く、旧システムはそれに合わせて構築されたものでしたから、果たして本当にこちらの要望をわかってくれているのか。正直なところ、プレゼンテーション当日まで不安もありました。
─そんな不安を乗り越えてNTTデータシステムズのSCAWが3社コンペを勝ち抜いたわけですが、選定された理由は?
中川氏: NTTデータシステムズさんは、打ち合わせの時間は短かったのですが、当社のニーズを最も深く理解されていると確信しました。プレゼンテーションも的を射ていて、上司の評価も一番高かったですね。また、現在の機能だけでなく、当社が目標としている“1000店舗売上1000〜1500億円”の事業規模にも余裕をもって対応できる能力を確認し、将来的にもSCAWのシステムが最適と判断しました。
菅原氏: 私は以前にデータウェアハウス展でSCAW財務システムのデータ連携のメリットに好印象を持っていました。プレゼンテーションの際に、それを再確認させていただいた感じです。それに、初期の打ち合わせの段階でも、SEの方の熱意と能力の高さが伝わってきました。こういう人たちが作るシステムならと、ピンと来るものがありました。
松本: 現場スタッフの積み重ねてきた経験や技術が、大庄さんのニーズとうまくかみ合い、結果的に最適なソリューションを提案できた、ということではないでしょうか。システム構築ははじめが肝心です。それに、大庄さんのシステムご担当の方が、SCAWの予備知識をお持ちだったことも、当社にとってはプラスだったと思いますね。
─今回のシステム導入は、時間との戦いだったそうですね。
菅原氏: 予定よりもキックオフが1ヵ月遅れ、昨年2月のスタートでしたが、当社の決算が8月末で、これに間に合わせるのが至上命令でしたから、かなりハードでしたね。いま振り返ると、本当に密度の濃い半年間でした。
熱田: 納期を守るために、かなり無理を申し上げましたが、ご協力していただきま
した。平日の夜間や休日の土曜日に、関係者のみんなさんに集合していただいたり。
中川氏: 約半年の間に、本当の信頼関係が生まれたと思います。夜中まで一緒にひとつの目標に力を合わせるわけですから。
松本: 8月末の連結決算に合わせる、という納期をまず最優先すること。しかし、すべてを何が何でも作り上げるというのではなく、ここまでは必須だがここからは後でもいい、というように切分けを決断していただけたことが、結果的には良かったのだと思います。
中川氏: しかし、私どもの要求は、けっして単純なものではありませんでしたから、あの期間で作り上げるのはたいへんだったと思いますね。旧システムは、ホスト系のシステムが別々に導入されており、経理システムと財務システムも連動していませんでした。多店舗で日々発生する膨大なデータを迅速・正確に把握するためのグループ会計システムをいかに構築するか、それによってグループ企業の連結決算を早期化することが急務でした。
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