SCAW [スコー]NTTデータシステムズの国産ERPパッケージ
SCAWな人
株式会社NTTデータ東北
取締役法人システム事業部長
椎野健作
(しいの・けんさく)
氏
聴き手/SCAW事業本部 パッケージ事業部
田野周、片山祐美、植松康江
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■
「誠心誠意」を実行する
―これだけSCAWという製品に惚れぬいていただいて(笑)きっと良いお客様に恵まれたんだろうな、と思います。椎野さんのお客様に対しての想いや、それらにまつわるエピソードがあれば是非、聞きたいのですが。
椎野氏:
弊社は、現在「東日本SCAWソフトウェア工場」として、東北地域のお客様はもとより、NTTデ−タ法人ビジネス本部様やNTTデ−タシステムズ様といっしょに大規模なお客様の「財務管理・営業管理システム」の開発等に参画させていただくところまできましたが、道のりは決して順風満帆ではなかったかもしれませんね。
福島にいた時に、とある全国屈指の大手流通業者から「SCAWによる財務管理システム」の注文をいただきました。SCAW本部のコンサルティングの支援を得て、お客様はそれまで汎用機の財務会計からCSSによるERP財務会計を選択された訳ですが、年間500万件の仕訳件数があり、マ−チャンダイジング系や外接系との連携を含めると相当大規模な「流通業の財務会計」となりました。しかしカスタマイズ工数が増大したことや、カ−ネルの品質面の問題等もあってサ−ビス開始が途中で半年延期せざるを得なくなり、社内的にもお客様の導入推進責任者のお立場を窮地に追いやってしまい、お客様の役員からも私どもは大変なお叱りを頂戴し、責任問題にも発展しそうでした。
―それで、まさか契約は破棄に・・・?
椎野氏:
覚悟はしましたが、そこまでには至りませんでした。しかし、その時、「このお客様を支え、どんなことがあっても最後までやり抜かなかったら会社の信頼を失う」と思いました。先方の導入責任者の方は辞表を胸に忍ばせていたそうです。この案件がダメになったら自ら辞める覚悟をされていることを・・・すごい緊張感ですよ!でも、彼は私にこう言ったんです。「SCAW以外のERPを新たに選択してもSCAWより早く完成しないですよね?ならば、ここまできたからには頑張りましょう!」と。この言葉でほんとうに助けられました。
―結果、開発はうまくいったのでしょうか・・・?
椎野氏:
もちろん、導入が成功していなければ、今こうして話していないですよね(笑)。SCAWの品質強化対策をお願いし、また開発プロジェクトの体制強化(ピ−ク時60名)等のあらゆる手立てを尽くし、再スケしたとおり納品することができました。この一件で身に染みたのは、「お客様第一」の考えからズレちゃいけない、首尾一貫やり抜くことが大切だということですね。言葉にするのは簡単ですけれど、「誠心誠意」を実行するということでしょうか。
―そのお客様と椎野さんは切っても切り離せない関係となったんでしょうね。「顧客満足」というのは言葉にするのは簡単ですが、それに至るまでの大変さや苦労は今の話に及ばずとも、我々も痛感する部分です。でもだからこそ、かけがえの無いものを得られる大きな分岐点になるのでしょうね。
椎野氏:
このお客様は今年で10年SCAWをお使いいただいて、私達の想像をはるかに超える「デ−タの利活用」をされており、またお客様の業績も年々伸びておられることから大変嬉しく思っております。
私はこの体験をもとに、この後、流通業界でどれぐらい適用できるものか、また自分の営業力が通用するか、全国を廻って試してみました。結果私一人の力ではもちろんありませんが、最終的に受注まで漕ぎ着けた企業(同種の事業連合体)があったのは、先ほどお話したお客様との経験があったからだと思います。
―先ほどからお話をお伺いしていて思うのですが、椎野さんには「熱いエネルギー」がほとばしっているというか(笑)、転ぶのを恐れず突き進む、そして転んでもタダでは起きない力強さを感じます。データ東北には、そのエネルギッシュなパワーがみなぎっている気がします。
椎野氏:
いや、まだまだ足りないですよ(笑)。私より若い人達、ひとりひとりの「営業力」をもっと付けていかなければいけないと思っています。お客様にエネルギーを伝え、本気になってコミュニケートできる営業マンをどんどん育てていかなければなりません。
※各人の所属会社名や部署名、役職などは取材当時のものです。
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