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■お客様とのリレーションを大切にする
油野: 宇治さんといえばNTTグループではいまや法人向けビジネスの代名詞(笑)なんですが、常務はもともと大学で情報工学を学ばれてましたよね。ずばり伺いますが、もっと情報工学を突きつめようとはお考えにならなかったんですか?
宇治常務: 突きつめたいんなら大学に残っていたよね(笑)。けれど「研究はもういい、ビジネスがやりたい」と考えて会社(電電公社)に入った。勉強が嫌いという訳ではないです(笑)。もともと私自身が船場商人の息子だったから、ビジネス、というか商売気質の地盤はもともと血の中に根付いていたんでしょうね。
油野: え!船場というとバリバリの大阪商人じゃないですか(笑)僕もあの地域にローラー訪問かけたことありますけど、そらもうビジネスの厳しさにかけたら大変なところですね。浪花の商人気質が常務のエネルギーの源だったんですねぇ。
宇治常務: 私自身は大阪でのダイレクトなビジネス経験はありませんが(笑)。まぁ、お客様とのリレーションを大切にするという意味での商人気質はあるかな。
油野: では、入社してからはいかがだったんですか?今の法人ビジネスに辿り着くまで、いくつかの分岐点がおありになったと思うんですが。
宇治常務: やっぱり人生最大のインパクトは電電公社からNTTへ変わる際、真藤恒(しんとうひさし)さんが新社長として来られたことですね。「民間企業NTT」へと生まれ変わるということは、厳しい競争の中に加わることを意味する。そこで真藤さんは「仕事は天から降ってくるようなものではない。事業の積極的な展開が必要だ」という意識改革を徹底的に推し進められた。その推進部隊の中に入って、新規事業開拓をかなりやったことが考え方に大きな影響を与えているね。
油野: その時に真藤さんから「攻めの経営」を学んだと。めちゃめちゃ貴重な体験じゃないですか。それからすぐにNTTデータに移られて法人分野へと。
宇治常務: そう、その時まず「今後積極的に展開していくなら、産業の分野だ」と思いましたよ。その当時は他の二つ(公共・金融分野)はお客様も多いし、すでに強い分野だったから。そこで私も新会社NTTデータの一員となるなら、これからの可能性のある分野でがんばりたい!と。それが産業分野、法人ビジネスのスタートポイントとなったんです。 |