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記念鼎談(ていだん)

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記念鼎談 「続・ERPの次にくるもの」
第2章「新しいコンセプトから次を読む」テーマ(6)「レガシーマイグレーション」

―――レガシーマイグレーション、これも最近流行りの言葉です。今あるシステムを、汎用機や大型のものに移植することでコストを削減していこうという考え方で、移植する技術やツールも大変進んでいます。これが良いのか悪いのか…。―――

平野洋一郎氏 ○ 平野氏:
レガシーマイグレーションというのは、2つあると思うんです。1つは言葉通り、レガシーを辞めてオープンに行きましょうということと、もう1つは、レガシーとオープン系のものを共存していきましょう、という2つですね。
先ほどの投資というお話もありましたが、今のレガシーを悪だとして捨てる必要はないですし、手法もいろいろあるので、それぞれの企業に合った手法で使い続けて行けばいいんじゃないかと思いますね。
中山義人氏 ○ 中山氏:
僕も同じで、レガシーマイグレーションといった時に、2通りあるなと。1つは完全に今の汎用機などの資産を、オープン系に移行していくパターン。もう1つは、既存のものをある程度残しながら、新しいものと共存してくパターンですね。
前者のすべて移行するパターンは、コストもかかるし、リスクも高いです。ただ、投資の高い安い、リスクの多少だけで、どちらを選択するかを判断するのは、見方としてちょっと足りない。もう1つ、リターンがどれくらいあるかという視点が必要だと思うんです。
前者の場合、コストは高いが、それに合わせて業務を全て見直しますよね。今までの仕事の仕方とか、場合によっては組織も、全てを見直すことによって、溜まりに溜まった弊害になっている業務の仕方などを一気にまとめて変えてしまうことで、効果がもっと出るということはありますよね。
逆に、後者の共存パターンは一部の移管ですから、投資負担もリスクも少ない分、効果も限定されます。
このように、リスク、コストと、もう1つそれによるリターン、この3つの尺度を全て見て、完全なレガシーマイグレーションか、あるいはSOA型にしていくか、というところのポイントは変わってくるんじゃないでしょうか。
油野 達也 × 油野:
そうですね。実際にレガシーマイグレーションという言葉が出て、お客様がトライされようとされますが、やはり今は段階的に、何かあるから動かしていくというような段階的な流れ、それである程度まででストップするケース。最初から全て移行しようとは思われない。いくつかのシステムが並存して動いている。
昔は、OSが2つある、3つあると嫌がられてたんですけれども、今はこれだけオープン化、ウェブという概念が入って来ましたんで、いくつものアーキテクチャをお客様が許容されているような感じはしますね。

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