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記念鼎談(ていだん)

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記念鼎談 「続・ERPの次にくるもの」
第2章「新しいコンセプトから次を読む」テーマ(5)「EA(エンタープライズアーキテクチャ)」

―――EA、エンタープライズアーキテクチャ。これも最近よく言われる言葉で、雑誌などでも「エンタープライズアーキテクチャをどうするか」という特集があったり、皆さんの企業でも、「うちもEAをやらなきゃ」みたいな話が出てきていますが…。―――

平野洋一郎氏 ○ 平野氏:
SOAもEAも流行りものですが、なぜSOAが×でEAが○かと言いますと、EAはエンドユーザーの視点だからということです。EAとは、ちゃんと考えて進めましょうねということです。組織やシステムの最適化というのは、エンドユーザーの視点から取り組んでいくべきもので、ベンダー側から落としていくものじゃないという意味の○です。SOAと似た側面としては、EAを企業にあてはめれば、事業を整理し、組織を整理し、機能を整理し、そういったところから入るべきものが、ベンダーがやるとシステムを入れるためのものになってしまうので、そこは注意が必要です。
中山義人氏 ○ 中山氏:
僕はEAの考え方が大好きでして、会社の中を統一した考え方、全体のグランドデザインの中で、アーキテクトの最適な箇所を判断していくべきだと言う、考え方としては非常に素晴らしいと思います。
もちろん、このグランドデザインを描くのはユーザーです。競合他社にいかに打ち勝つかなんていうのは、ITベンダーに聞いたって教えてくれませんからね。ITベンダーがやろうなんて、私からすればおこがましい話です。最後はやはりユーザーさん自身が考えるしかない。自分たちのビジネスモデルのデザインですからね。
油野 達也 × 油野:
私も、これはIT屋が言うような話ではなく、経営の話だと思うんですね。
それをIT系のコンサルタントなんかが、これをキーワードにしてビジネスにしようとしているのは、×と言う意味です。先ほど、平野さんがおっしゃったように、ベンダーにだまされちゃいけないと言っているのに、それをまたビジネスにしている会社がたくさん見受けられますので、私は敢えて×にしました。
さて、SOAからEAの流れにシステム統合して組織全体の効率化というところの、ちょっと極端と言いますか、反対側にあるんじゃないかというのが、次のキーワードです。

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