SCAW [スコー]NTTデータシステムズの国産ERPパッケージ
SCAW BLUE GO! パネルディスカッション
●IT企業側 株式会社NTTデータ 人事部 人材戦略担当 部長
家田 武文 氏
●対談者 川本システム設計事務所 代表 (元ブリヂストンサイクル株式会社常務取締役)
川本 保生 氏
●(株)NTTデータシステムズ SCAWパッケージ事業部 部長
油野 達也
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IT人材育成のエキスパート、登場!
ブリヂストンサイクル(株)で長年にわたり情報システムに携わってこられた川本保生氏、(株)NTTデータの人材戦略担当部長 家田武文氏、それぞれ一般ユーザー、IT企業を代表する、人材育成のエキスパートお二人をお迎えしてのパネルディスカッション。 経営者、経営管理者層の皆様の関心が高い話題とあって、会場は、新鮮な情報や課題解決のヒントを望まれる来場者の熱い熱気に包まれました。
■ IT人材の育成には、技術プラス
が必要だ!
IT人材の育成経験
【家田氏】
・NTTデータユニバーシティで、人材育成実践中。
・SEこそヒューマンスキルが必要だ。
・「聞く」「分析する」「判断する」の3つの力を重視。
【川本氏】
・情報システム部で25年の経験を基に後進を育成。
・ITベンダーと対等に接する能力が必要。
・ユーザー部門に企画提案できるシステム部隊育成を目指す。
司会進行は、おなじみ(株)NTTデータシステムズSCAWパッケージ事業本部 油野部長。パネラーお二人のキャリアをご紹介しながら、早速本題に。 約25年前ブリヂストンサイクル(株)で情報システム部を立ち上げ、組織作りから運営を担ってこられた川本氏には、ユーザーの立場から、そして約3年半前から、NTTデータグループの企業教育専門会社(株)NTTデータユニバーシティで、まさにIT人材育成を実践中の家田氏には、IT企業の代表として、どういうふうに人材を育成されてきたか、また育成の中でのご苦労などをお聞きしていきます。
油野:
「早速ですが、家田さん、『SEこそヒューマンスキルが必要だ』とはどういうことでしょうか?」
家田氏:
「SEに限らず技術者の中には、技術偏重と言いますか、お客様の立場で話ができない、コミュニケーションスキルが低いとよく言われたりしますが、その根っこには、新入社員時代から『人の話を聞く』といった基本動作がちゃんとできていないという問題があります。そこで、NTTデータでは、新入社員研修の最初に「ビジネスヒアリング」というプログラムを3日間やっています。」
これには油野もびっくり。
油野:
「普通、IT企業の研修というと、ビジネスマナーも含めて基本は3日間とか長くて1週間、後はすぐ言語とかデータベースにいっちゃうというのが一般的だと思うんですが。」
家田氏:
「もちろん、テクニカル系のトレーニングも相当やります。約2ヵ月半の研修期間の6割ぐらいはテクニカルです。ただ、お客様の役に立つシステムを開発するためには、まずお客様の経営状態とか組織状態、業務について知らなきゃいけないので、それを知るためには、ビジネスの基本である『聞く』『分析する』『判断する』の3つの力を押さえていないと出来ないんですね。」
「なるほど。」と油野も納得。
油野:
「実は最近、社内で若手がずいぶん変わってきたと言われているのですが、こうした人材教育改革への取り組みが実を結んでいるようです。
このようにIT業界の人材教育が変わろうとしている一方で、ユーザー側の人材育成はどうなのでしょうか?」
川本氏:
「25年前、私が入った頃の情報システム部は、外とは閉ざされた空間で技術者が黙々とデータ処理などをやっている、かなり暗い雰囲気だったんです。これでは駄目だな、と。ユーザー部門と対等にシステム開発の仕事をするためには、まず人を何とかしなければと思いまして、新入社員や、あと生産管理、購買といった関係部門から優秀な人材をかなり強引に集めました。コンピュータの技術的なことは知らなくていいから、とにかく、NTTさん――当時はまだ電電公社でしたが――そうした業界トップのITベンダーの人たちと『対等に話が出来るようになれ』と。各社のセミナーに出させたりして、コミュニケーション技術や販売ノウハウを徹底して吸収させました。」
油野:
「ITベンダーと対等に、というご指導に大変感銘を受けたんですが、川本さんはさらに、グループ内のユーザー部門に対して“営業”もされるとお聞きしましたが?」
川本氏:
「あの頃は、待っているだけでは経理の集計仕事ぐらいしか来ませんからね。情報システム部門として、何とか自分たちで仕事を作っていかなければならんと。NTTさんなどの良いシステムを、どんどんユーザー部門に売り込みに行きました。」
こうした中で、当時の電電公社(現NTTデータ)と一緒に取り組んだ「プライベートアンサーシステム」(現在の自動電話応答による受発注システム)といった斬新なサービスが生まれたという、エピソードも語ってくださいました。
「SEこそヒューマンスキルが必要だ」という家田氏。「グループ内のユーザー部門に対しても企画提案、営業せよ」という川本氏。ベンダー、ユーザーと立場は違っても、IT人材には単に技術だけでなくて、プラスアルファが必要だという視点は共通なようです。
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