しかし、適切な情報開示には、経営者と投資家との間の情報格差を小さくし、それにより、投資家が企業に抱く不安(将来の不確実など)を軽減し、資本コストを下げるという重要な効果があります。これにより、社会全体の投資も活発化します。また、適切な情報開示は、悪い企業と良い企業とを明らかにするので、投資家の正しい投資意思決定が促進され、悪い企業からの資金の引き上げと良い企業への資金の配分がなされ、社会全体としての効率的な資本配分が達成されます。社会全体の情報開示水準が上がれば、投資家による各社の比較にも役立ちますし、経営者も他社の情報を利用できるようになります。もちろん、ディスクロージャーは詳しければいいというものではなく、制度上も、時代の変遷に応じて投資家が求める情報に焦点を絞ることが重要でしょう。
次は情報利用者志向のディスクロージャーの勧めについてご紹介します。
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