SCAW [スコー]NTTデータシステムズの国産ERPパッケージ
ITを着て颯爽と出かけよう
油野 達也
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第1回 機能と意味を論じたい
[ 2002.10.18 ]
こんにちは。本コラム担当の
油野
でございます。営業の現場でお客様と話し続けて15年、いつも経営とITの溝について考えてきました。
どうすれば簡単に誰にでもわかりやすくITのことを伝えられるのだろう?
難しいことばっかり言われたり本で読んだりして知識偏重のアタマでっかち、そこをコンピュータ業者に狙われて必要のないシステムを構築したり動かないコンピュータになったり。そんなお客様をたくさん見てきました。もっと気楽に考えれば良いのに、
いつものあなたの考え方でズバッっとやればいい
のに。どうしてITとなるとみなさん回りくどく考えるのでしょう?もしくは他人任せにしてしまうのでしょう?その結果悪質なコンサルタントに食い物にされたり、高額でスカウトしたCIOにプロジェクト途中で辞職されたり。
それはマズイから自分でなにか勉強したいのだけど・・・
「ITの話って技術用語ばかりでイヤになる」
「コンセプトばっかりでカッコイイけど実際の役に立たない」
そうお思いのあなたにピッタリのお話をお送りします。
毎回コーヒー片手にどうぞ。コーヒーが熱い間に読める量でお送りします。
読むだけで気がつくと経営とITの鳥瞰ができるようになる
、そんなコラムになれば幸いです。
さてさて
「ITを着てでかけよう」
というのが本稿のテーマです。
みなさんが毎日着ている洋服。おしゃれな方も無頓着な方も、奥さんにお任せの方も人にもらった服は絶対着ないっ!ていうコダワリのあなたにも、ともすれば特別な存在になってしまいがちな
「IT」ってヤツをいつも着ている「洋服」と同じように付き合えないか?
というのがこのお話のコンセプトなんです。
そりゃあ、論理の飛躍だよって?いえいえゴルフウェアもソフトウェアもカタカナにしちゃえばウェアじゃないですか。
◆ 機能と意味を論じたい
あたりまえのことですがITというのは企業における手段であって目的ではありません。
コンピュータの稼働が課題ではなくコンピュータを使ってなにをするか?が課題
です。ところが往々にして
それを間違えてITを構築する企業
が数多く存在するのも経験上の事実です。
「アルマーニのスーツを10着そろえれば俺もモテモテになるかな」
とりあえず近くに座っている女子社員に聞いてみてください。あ、奥さんの方がいいかな。
「いやだー、部長ったらー」
「そういう問題じゃありませんね」
「要は中身じゃないですか?」
「鼻毛がでてますよ」
「モテモテになってどうするおつもりかしら(怒)」
回答はこんなとこでしょうか?
ここでは目的と手段については論じません。
そのあたりは既にご理解いただいたという仮定で話をすすめていきます。技術論ではないので大丈夫ですよね。
さて話を本題へ戻しましょう。そもそも
洋服は防寒や保護などそれ自体の「機能」とは別に「意味」のあるもの
です。例えばゴルフ場に行くにはゴルフウェアが必要です。これは運動し易いものでないといけません。秋口には保温用にポロシャツの上に薄手のベストも欲しいですね。でもゴワゴワしないものでないとスイングの邪魔になります。これは洋服の「機能」の問題。
でもゴルフ場でフロントのあたりでうろうろするには上着が必要です。つまり洋服には、機能以外に「意味」があるということですね。上着を着用していないと入れない、なぜなら上着は格式の象徴でありゴルフ場がその威厳を保つために必要なのです。更にこの話をすすめると機能不良を無視してまで「意味」が必要になることもあります。みなさんは(もしくは皆さんの会社の一部のセクションの人は)なぜ真夏にネクタイをしめてスーツを着て会社に行くのでしょうね?この例などは完全に「機能」を無視して「意味」を服装に求めている典型といえるでしょう。
さあ、それとITがどう関係あるんでしょうか。
ITも洋服の機能と意味になぞらえて私と一緒に考えてみませんか?そうすれば経営や実務とITの繋がりが見えてくるかもしれません。
まずITを服装に例えてみましょう。よく
パッケージソフトは吊るしの背広でスクラッチ(一から開発するアプリケーション)はオーダメイドスーツ
だなんて言われますが、
そういうあやふやなことをしたり顔でいうのを半可通
といいます。生兵法は大怪我の元。私と一緒にもう少しつっこんで考えてみましょう。
まず業務別に考えてみることにしましょう。
1)会計・人事は「下着」です
いまあなたのオフィスですぐ近くに座ってる方を思い出してください。んー、○○部長?××専務?この方のズボン、スカートをご覧ください。それをあなたが借りて穿くことができますか?・・・穿けないですよね。長かったり短かったり。ウエストが全然合わない?でも、ある程度共通している服が一つあります。
それはパンツ。
足が3本あるひとはいませんし胴が二つに分かれてる人もいません(あたりまえですが)更にゴム使い。確かに男女別ではありますが種別はそれくらいのことであとはM、Lくらいのもんです。
ではパンツは業務ソフトの何に似てるのか・・・?お気づきの方もいらっしゃると思いますが
パンツの特性は財務管理、人事管理にそっくり
なんです。そのポイントは、
・ 穿いてないひとはいない(絶対必要)
・ どれも良く似ている
・ 滅多に人に見せない
大きくまとめてこの3つ。
はじめの「穿いてない人はいない」という話ですがこれは税務申告の都合から「使っていない会社はない」という捉えかたをしてください。どの会社の会計・人事もベーシックな部分は同じ、だけど外には見せない、これもパンツと同じです。
ただし財務管理の場合、
・
ここ一番では人に見せる
ことも求められます。
決算資料は株主に対して公開し資金調達に使いますからね。
つまり勝負パンツ
ですね。
これをインナーウェアと呼びます。
インナーがあるならアウターウェアもあるでしょう、ということで
外向けに意味を持つ衣類
もあるはずです。
これが販売管理、仕入管理
にあたります。そして更にこのコラムでは第3の着衣も定義していきます。
おっと、そろそろお手元のコーヒーが冷めるころですね。
続きは次回
でお話ししましょう。
ではまた。
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